この道はどこへつづく道

瀬戸スキー協会私設応援ブログ

金子キャンプ 第2話(博士)

第2話は博士のレポートです。


いきなり振られ・・あわてて第2話



今回の行事。悪天候。今シーズン最大の暴風雨とメディアが報道する中、
数日前より、「本当に決行するの?」「リフト動かなかったどうするの?」とのやり取りが飛びかい、
「協会行事だから・・」とか「なんとかなるのでは・・」との 不安を先送りにして決行を決断。
確かに、赤倉方面の天気予報は、土曜の午後遅くからが雨という予報もあり、1日目だけでも何とかなるのではという意見もありました。



しかし、山岳天候の気象学的には、土曜日午後に日本海側を通過する低気圧の発達度合いから悪くなることは、容易に想像つきますが、悪化の程度を判断するには、500hPaでの寒気の強さと南下の度合い、850hPaの相当温位(暖かく湿った空気の度合い)、及び、強風軸(ジェット気流の方向から低気圧の進路を予想)から判断します。
これらを分析して・・「うーん、雨は避けれても、早朝からの強風は避けられないな」と予測せざるえをえませんでした。


登山、山スキーなら速攻で「中止」です。


案の定、スキー場は土曜日朝一より全ゴンドラ、リフトの停止をアナウンス。事実上のクローズとなりました。


さあ、観光でもして帰宅か?という(実は車の故障の時から)雰囲気の中、その日に貸しきりにしていた「ヨーデルゲレンデ」のリフト運行を金子さんが交渉。半ば強引に動かしてもらい、なんとかレッスンを開始しました。


レッスン内容 1日目は、大回り系。


毎年、教えてもらっている内容ですが・・「出来ない!」ほとんどの人が注意されまくる中、ひとりだけ「いいじゃないですかー!さすが(今年)正○受かっただけあるねー!」の高評価を受けている人が・・


みんな、「ひがみ」と「ねたみ」のモードでした・・・(笑)(^o^)


そして、1日目14時より降り出した雨は予想通り、激しさを増し、夜通し降り続きます。この近所のJRでは、この日の夜、土砂崩れによる脱線事故も発生(ニュースに出た)し、その猛威を物語っていました。


翌日、低気圧の中心が北へ抜けたため、風は弱くなりましたが、雨はやみません。しかしゴンドラは動いたので「ホテルBコース」でずぶ濡れでレッスン開始。
2日目は小回り系です。「内足荷重」を意識しての各人のターンは、金子さん的には、「やりすぎ」との評価で、「もっと外足、外足」という、ポジション修正で四苦八苦。混乱したのは私だけ・・かな?
また、モーグルコースを使っての、「みんな大好きなコブ練習」もきっちり実践。雪がやわらかく、多くの人が滑るので、時間の経過とともにコブは、掘られる、えぐれる、深くなるー
・・・・ っと手ごたえのある充実したレッスンでした。(えっ?一部の人から反論あるかも・・冷汗)(^^;)


ようやく昼から晴てきた天候も帰りがけの夕方には、なんと雪が・・
出発から交通と天候のハプニングにみまわれ、何度もあきらめムードの今回行事でしたが、なんとか乗り切れた感じです。
みなさん たいへんお疲れ様でした。

博士