富士登山
8月11日〜12日にかけて富士山行ってきました。
ツアー参加です。帰りがヘロヘロになって、眠くなること請け合いですから。
朝7時20分に名古屋駅西口に集合、7時50分の出発でした。自分の参加したツアーからはバスが4台出る盛況振りです。現地はさぞかし混んでいることでしょう。
添乗員さんからのあたたかいアドバイス。
『富士山登頂の秘訣は、行きのバスの中でいかに眠るかです。毎回1台のバスにつき5名くらいは体調不良で登頂を断念します。皆さん、楽しい旅を前にしてご友人とおしゃべりしたいでしょうが、ここはぐっすり休んでください。』
そうなんです。富士五合目吉田口に着いたのが道路事情もあって15時30分。出発するのが16時20分ですから高地順化させる時間がほとんどないんです。
五合目出発前の記念写真。
今回もみおちゃんと参加です。
『すいません。写真撮って下さい。』
声をかけたら中国の方でした。
最初の一枚は普通に横で撮って、二枚目はこれ。
こういう撮り方がお国では流行ってるんだろうか。
五合目で売っている富士山めろんぱん。昨年は売り切れで買えなかったので帰りに受け取れるよう予約をと思ったら、特定のツアーだけの予約とのこと。帰りに買えることを期待して集合場所へ向かいます。
結果からいうと買えました。ふわふわめろんぱんにココアパウダー。甘い香りが食欲をそそります。
現地で富士山専任ガイドと合流します。
自分達のツアーバスは47人乗っていましたが、その内の25名程がガイド付き登山です。
体力に自信のない方は前に来てくださいとの声に、はいはいとちゃっかり2番手。
若い山ガールのペースで登山なんて、山姥のdoruは体力的に絶対無理です。
前後をガイドさんと添乗員さんに挟まれて、ゆっくりペースで登山開始です。
本日のお宿(仮眠所といったほうが正しいかな)
本八合目の富士山ホテルを目指します。
たぶん一番上にあるのが富士山ホテルかな。
一体全体いつ到着するのやら。
途中岩場も何箇所かあります。
こういうところでもガイドさんよりアドバイス。
『鎖がありますが鎖にはつかまらないで下さい。
鎖は単なる登山道のめやすと考えてください。』
何度か休憩をとります。
既に登頂断念したほうがよい方もチラホラ。なかには泣いている女の子もいます。
体調が悪くなった方を前の方にして登っていきます。
ツアーのお客のお宿は富士山ホテルですが、フリーのお客は白雲荘。どちらも八合目ですが時間にして2時間ほど違います。体調の悪くなったツアー客は白雲荘にお宿を変更です。そこにもたどり着けない方は自費で途中の山小屋に泊まってくださいとのことです。
別のバスに乗っていた方が高山病っぽくって添乗員が説得を試みてました。
『先に行った奥さんとお子さんは無事山小屋に着きました。あなたはこの先山小屋についても明日の登頂は無理です。』
『自分はメンタルな部分があって今回富士山に来ました。』
はぁっ!?何訳分かんないこと言ってんだ、このオヤジ。と思っていたら、山岳ガイドさんが
『今この状態では登頂は絶対無理です。とりかえしのつかないことにもなり得ます。
添乗員さんが立場上言えないことを私が言います。
あなたが今やっていることはツアーにとってとても迷惑です。添乗員さんはあなただけに付いている訳にはいかないんです。』
キツイけど、正しいです。
富士山ホテルに到着したのは、なんと深夜11時10分。定番のカレーをいただいて、明日の起床は1時15分とのこと。耳栓アイマスクをしてとにかく眠ります。
2時に出発です。
富士山ホテルのいいところは荷物をお宿に置いて登頂できること。
フリースにレインウエア着用、それでも寒いです。
9合目の鳥居に着いたときは3時30分。まだここから1時間かかります。
登頂したのは4時37分。山頂はかなりの強風。浅間神社にお参りしてご来光を待ちます。
もう鈴なりです。
今回も強風のためお鉢めぐりはできませんでした。
だから残念ながら剣が峰には行っていません。
さて下りです。富士山は登り4割下り6割だそうです。
ここでもガイドさんからのアドバイス。
『絶対に落石を起こさないで下さい。休憩するときはがけ側には立たないように。落石を起こして下の登山者に当たったら人生変わっちゃいますよ。』
延々とジクザクの下りが続きます。
足元は滑るし、砂埃は舞うし、暑いし、まぶしいし、下れども下れども終わりはないし、勘弁してほしい。
だから、最後は馬車に乗りました。ちゃんちゃん。
今回すばらしい添乗員さんと山岳ガイドさんに恵まれて、いい山行ができましたこと大変感謝しております。